冬本番に備えてファン・ヒーターを買いに町に出た帰り道、荷物が大きかったこともあって、宿舎までタクシーに乗りました。ひとしきり値段交渉をして乗車。走り出すおんぼろマルチ・スズキ。・・・と、なんだかいつもと道が違う。れれれ??やばい、どこに連れて行かれるんだ?・・・値切ったのがまずかったのか??、などと思ってたら、車は給油所へ。「何だ給油か」と安堵のため息一つ。給油待ちの車列に入って順番を待つ。「メーター制じゃないとはいえ、客を乗せてスタンドに入るかねぇ」などと心の中で皮肉る余裕も出てきた頃、運ちゃん、やにわに運転席のドアを開けて外へ。一人車中に取り残される私。そうこうしているうちに前の車が動きだし・・・。一斉に鳴り出すクラクション!風雲急を告げるも、後部座席でただオロオロするしかない私。どないせいっちゅうねん。そこへ運ちゃん、「用事」を済ませて、悠然とご帰還。何事もなかったかのように、車を前に出して、給油、そして発車。およそ10分後、無事宿舎に到着。ありふれた日常の一コマ、でございます。
(写真は車中に一人取り残された時に撮ったもの。ほら、運転席に誰もいないでしょう?)