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今日、テック・経済・軍事・SDGs・環境問題など、あらゆる分野でますます存在感を強めているインド。世界が大注目のインドの今を、新着の現地報道をもとに日本語で紹介しています!
2022年7月2日土曜日
2021年12月31日金曜日
★ラージャマウリ監督独占インタビュー:私の家族は冷酷な批評家で、気に入らなければ私の作品を容赦なく破り捨てる(#218-下)】
(【上】からつづく)
『RRR』の予告編では、『ラーマーヤナ』の世界を垣間見ることができます。今作のアッルーリ・シータラーム=ラージュ、ビーム、シーターの物語は、その影響を受けているのでしょうか?
思い出に残るエピソードがあれば教えてください。
この映画にはたくさんの思い出があります。この映画のために、三年の間、300日も働きました。だからこそ、一生忘れられない思い出や経験がたくさんあるのは当然です。覚えておきたいことで、1つだけ挙げるとすれば、役者たちのコミットメントです。撮影2日目には、ロープをかけて60フィートの高さまで揺らしてみました。インターバル・シーケンスでは、65日間の夜の撮影で、気温が4~5度と低く、水を使うと凍ってしまいます。何百人もの役者、格闘家、技術者がいましたが、彼らの献身的な姿勢は素晴らしいものでした。彼らは一度も、「この後何時間、撮影を続けるんだ?」などとは尋ねてきませんでした。彼らはひたすら演じてくれました。だから、それは私が『RRR』を終えた後も、この先ずっと胸に留めておくものの一つです。
Jr.NTRとの4回目の共演作となる『RRR』ですが、この長い付き合いについてはどうですか?また、ラーム・チャランについて教えていただけることがあれば、お話ししてください。
素晴らしかったです。私にとって彼は、一俳優というよりも、友人であり、弟のような存在です。私たちは長い付き合いで、映画以外にもさまざまな話題で長く語り合っています。監督としての評ということであれば、彼は非常に成熟しています。彼は最初から才能の塊でしたが、今では自分の力をどのように発揮すべきかを理解しています。チャランについてですが、やはり彼にも多くの才能があるのだけれども、私が気付いたのは、彼はハヌマーンのような存在だということです。彼は自分の強さを知らない。彼のパフォーマンスを見て鳥肌が立っているところに、彼がモニターを見に来る。私は立ち上がって彼に抱きついたり、称賛の言葉をかけたりするのだけれど、彼はモニターを見て言うんです、「気に入りましたか?このシーンは大丈夫ですか?」とね。私は「何を言っているんだ!自分がどれだけ素晴らしい演技をしたのか分からないのか!?」という。すると彼は、「あなたが幸せなら、私も幸せです」と言うだろうね。そんな風で、彼は自分が良い俳優であることを知らないんだ。それが私にとってのラームで、私の映画ですらそうなんだ。
ムンバイで行われたプロモーションイベントでは、映画の中で観客が心臓の鼓動を速め、息をするのを忘れてしまうようなシーンがあると明かしていましたね。それはどういうことなのか、教えてください。
いや、それは話せないよ(苦笑)。普通、映画監督は映画のストーリーを披露しないようにするものだけれど、私は全く逆で、まず最初に、ストーリー、背景、何が期待できるのかを、インタビューやあるいは予告編そのものの中で話すようにしているんだ。観客はチケットを購入する際に、何が期待できるのかを知っているべきだと思うからね。何にお金を払う場合でも、どんなものが見られるかは分かっているべきだし、そうであっても、私はみんなを驚かせることができるはずだからね。そのシーンはサプライズ要素。触れないで置くよ。
長い間、遅れていたこの映画は、来年1月に公開されます。しかし、オミクロンが出現しました。予定通りに映画を公開するのは賢明な判断でしょうか?
私たちは、1月7日から予定通り、全世界の数千の劇場で映画を公開する準備をしています。私は自分の手元にある問題について考えます。それは私に解決できることだからね。コロナ、パンデミック、オミクロンその他については何であれ、私たちの手元にある問題ではなくて、自然の手の内にあるものです。自然が止まれと言えば、私たちは止まらなければならない。一時停止と言われれば一時停止しなければならないし、再生と言われれば再生しなければならない。だから、自分の手元にない問題については心配しないことにするよ。
パンデミックの影響で、映画の予算は増えたのでしょうか?これは『バーフバリ』よりも予算の大きい映画なのでしょうか?
はい、増えました。何十億ドルも使っているのに、パンデミックで世界中が止まっているのに、金利分は止まらずに増え続いています。それで予算は増えています。映画に三年かけていれば、年々、制作費は増え、資材も年々増えていくのだからね。予算は増えたけれども、それはそれで良しとしましょう。それから、ええ、予算は『バーフバリ』を超えていますよ。
(完)
★ラージャマウリ監督独占インタビュー:私の家族は冷酷な批評家で、気に入らなければ私の作品を容赦なく破り捨てる(#218-上)】
S.S.ラージャマウリ監督は、『ヤマドンガ』、『マガディーラ』、『イーガ』などのハイ・ファンタジー・ドラマで、とりわけ南インドの観客を釘付けにしてきた。しかしこの監督が脚光を浴びるようになり、その猛烈な仕事ぶりと想像力が世界に知られるようになったのは、『バーフバリ』の大ヒット後にすぎない。
ラージャマウリ監督とそのチームは、ラーム・チャランとJr NTRという南インドの2大スターを起用した大作『RRR』で、再びスクリーンに魔法をかけようとしている。映画の公開に先駆けて、監督にインタビューを行った。ラージャマウリ監督は、ETimesとの自由な対談の中で、『RRR』制作のアイデアがどのようにして生まれたのか、最大の批判者は誰か、オミクロン株流行の緊急事態の中で映画の公開日がどうなるか、などについて語っている。インタビューの一部を抜粋して紹介する。
『バーフバリ』のような完全フィクションの映画を観客に披露した後で、2人の実在の人物を絡ませたフィクションの物語を作ったのはどうしてですか?
『RRR』製作に多くをつぎ込んできて、監督はいまどのような心境でしょう?興奮していますか、不安に思っていますか?
前作『バーフバリ』では観客の共感の具合が従来とは大きく違っていましたが、『RRR』でも同じようなマジックを起こせると確信していますか?
映画の配役を決定する際に、どのような点を考慮していますか?
監督の意図を汲んでくれる俳優は誰でしたか? ラーム・チャラン、Jr NTR、アジャイ・デーヴン、アリア・バット あるいはシュリヤー・サラン ?
一番の批評家は誰ですか?
映画の予告編を見ると、アクションシーンや感動的なドラマが満載で、とても素晴らしいですね。そこで、ラージャマウリ監督の作品を、暴力描写の多いハードコア・アクションと呼ぶのは正しいのでしょうか?
確かに、暴力は私のストーリーテリングの一部ですけれど、ネガティブなものではありません。暴力的であろうと、ソフトであろうと、その他どのような種類の感情であろうと、それら一つひとつのすべてについて、私は自分を「虫眼鏡」と呼びたいと思っています。私は自分の感情を増幅することが好きなのです。そして、同じ感情でも、アクションがあれば、それはずっと増幅され、何かが周囲を走り回っていれば、爆発すると感じるのです。日常を超えた効果を出すことができる。それが私のストーリーテリング手法なのです。私はそういう風に映画を見たいし、そういう風に映画を作りたいと思っています。
(【下】につづく)
2021年12月22日水曜日
★オミクロンは累計200例。インド国内で新たに5,326件のコロナ症例が報告【最新インド・ニュースを日本語で!(#217)】
2021年12月20日月曜日
★インドでは依然としてデルタ型が主流:ICMR【最新インド・ニュースを日本語で!(#216)】
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2021年12月15日水曜日
★「インドにとってスラージはスワラージと同じくらい重要だ」:モディ首相、バラナシで語る【最新インド・ニュースを日本語で!(#215)】
ヴァラナシ:ナレーンドラ・モディ首相は火曜日、我が国にとって「スラージ」(良い政治)は「スワラージ」(自主独立)と同じくらい重要だ、と強調した。
2021年12月13日月曜日
★「私たちはインド軍を誇りに思っている」:軍が前統合参謀総長(CDS)ラワット氏の最後の公開スピーチを放映【最新インド・ニュースを日本語で!(#...
ニューデリー:日曜日、インド陸軍は1971年の印パ戦争から50周年を記念して、12月7日に録画された、前統合参謀総長CDSの故ビピン・ラワット将軍の最後の公開スピーチを含む短いビデオ・クリップをリリースした。「私たちはインド軍を誇りに思っている。一緒に勝利を祝おう」と、12月8日、軍用ヘリコプターの墜落事故で亡くなったラワット将軍はビデオで述べている。
2021年12月11日土曜日
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2021年12月3日金曜日
★新型コロナ:変異株オミクロンに関するFAQ【最新インド・ニュースを日本語で!(#212)】
2021年11月29日月曜日
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★農政法廃止案は月曜日に下院に上程。議会は波乱の幕開けへ【最新インド・ニュースを日本語で!(#210)】
2021年11月21日日曜日
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2021年11月18日木曜日
★花嫁不足で、40,000人のタミルナードゥ・バラモンがUP州、ビハール州で運試し【最新インド・ニュースを日本語で!(#208)】
チェンナイ:タミルナードゥに本拠を置くバラモン協会は、4万人以上のタミル・バラモンの若者が、州内で花嫁を見つけるのに苦心していることから、ウッタルプラデーシュ州とビハール州の同じコミュニティの中から相応しい相手を見つけるためのスペシャル・ツアー企画を立ち上げた。