2021年11月18日木曜日

★花嫁不足で、40,000人のタミルナードゥ・バラモンがUP州、ビハール州で運試し【最新インド・ニュースを日本語で!(#208)】

チェンナイ:タミルナードゥに本拠を置くバラモン協会は、4万人以上のタミル・バラモンの若者が、州内で花嫁を見つけるのに苦心していることから、ウッタルプラデーシュ州とビハール州の同じコミュニティの中から相応しい相手を見つけるためのスペシャル・ツアー企画を立ち上げた。


タミル語の月刊会報誌の11月号に掲載された会員向けレターの中で、タミルナードゥ・ブラーミン協会(タムブラース)のN  ナラヤナン会長は、「私たちはサンガム(お見合い)のための特別な運動を始めた」と語る。

大まかな見立てを上げながら、ナラヤナン氏は、3040歳の40,000人以上のタミル人のバラモンが、州内で花嫁を見つけられずに結婚できなかったとして、「結婚適齢期のバラモン男性が10人いたとして、タミルナードゥでは6人の女性しか見つからない」と、男女比率の大体の数字を示した。レターの中で協会のトップは、新たな試みを推進するために、コーディネーターをデリー、ラクナウ、パトナに置くことになる、と述べた。ナラヤナン会長は、ヒンディー語で読み書き会話のできる人が、それぞれの市の協会本部に任命され、コーディネーターの役割を果たすと述べた。ラクナウとパトナの人々とは連絡を取り合っている、タムブラースを率いる同氏は言い、現実味のある試みだ、と付け加えた。

そうした動きを歓迎する人々もいる一方、当惑した人々も多かった。教育者のM パラメーシュワランは、「結婚適齢期の年代のタミル・バラモンの女性の数は十分ではないが、それが、男性が花嫁を見つけられない唯一の理由ということではない」と言う。同氏は、花婿の両親が豪勢な結婚式を望んでいることに疑問を呈する。「なぜ男性側の両親は、洒落た結婚式場で式を挙げたいと望むのか?何が彼らを、簡素な結婚式で済ますことから妨げているのか?自宅やお寺で式を挙げるのではなぜダメなのか?」

パラメーシュワラン氏は、花嫁の家族が結婚式のための費用をすべて負担しなければならないという風習が、ほとんどのコミュニティの悩みの種になっている、と説明する。「大がかりで盛沢山の結婚式というのが一つのステータスシンボルになっているのだが、これは不幸なことだ。我々は前進を選択しなければならない。後退は拒絶しなければ」

花嫁を探す若者の一人 A アジャイは言う。「タミルのテルグ・バラモンと、カンナダ語を話すマドヴァ派やタミル語を話すスマールタ派の女性との結婚はいまや珍しいものではなくなっている。数十年前には想像もできなかったことだけれども」

匿名を希望したあるヴィシュヌ派タミル・バラモンは言う。「数年前には、アイヤンガーの中のテンカライとヴァダカライの間の結婚だってあり得なかった。今はそれも起こりうることだ。協会の試みは歓迎するよ」


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