2021年11月11日木曜日

★デリーの大気汚染:ゴーパール・ラーイ環境相は廃棄物の野焼き防止キャンペーンを開始【最新インド・ニュースを日本語で!(#206)】

ニューデリー:木曜日、デリー市政府の環境大臣ゴーパール・ラーイは、ガジプールの埋め立て地の検査と合わせて、廃棄物とバイオマスの野焼きに反対する1か月にわたるキャンペーンを開始。EDMC当局に防火計画を作成するよう指示した。

大臣は、政府は2年半で処理されたのは5%だけだという、ガジプール埋立地での残存廃棄物のバイオマイニングの「進展の遅さ」の背後にはどのような理由があるのか検討する、と述べた。
「デリーで発生する汚染を削減するために、廃棄物とバイオマスの野焼きを防ぐキャンペーンを開始した。このキャンペーンには、DPCC、地方自治団体、歳入庁、デリー開発局、開発庁、DSIIDC、I&FC(灌漑・治水)部門、カントーンメント委員会という10の部局が参加している」と、ラーイ氏は記者団に語った。

大臣は、550のパトロール・チームが結成され、そのうち246が夜間に配備されると述べた。
防塵対策キャンペーンの第2段階は11月12日から12月12日までの間実施される。

ラーイ氏は、東デリー市政団体(EDMC)の当局者に、「何日も燃え続け、空気を汚染する」ガジプール埋立地での火災を鎮圧する計画を準備するよう指示した、と述べた。
デリー汚染管理委員会の最近の報告によると、ガジプール埋立地の残存廃棄物のうち、2年半で処理されたのはわずか5パーセントだった、と同氏は述べた。

「この速度ではタスクを完遂するのは難しい。委員会ではそれには13年かかると言っている。進捗状況は非常に悪い。EDMCは適切な行動計画を作成する必要がある。市政府はまた、遅れの背後にはどのような理由があるのかを検討するだろう」とラーイ氏は言う。
当局によると、木曜日、スモッグの厚い層がデリー首都圏を覆って、空気質は「深刻」ゾーンに逆戻りし、悪天候が汚染物質の蓄積を助長して、太陽神のお祭りであるチャット・プージャーで太陽を部分的に隠すことになった。

グリーン・シンクタンク科学環境センター(CSE)は、このところのスモッグ症状は、公衆衛生上の緊急事態だと発表した。

「汚染物質を吹き飛ばす風が吹かず、それらが停滞し封じ込められるという事態を防ぐために、主要な燃焼源(車両、産業、廃棄物燃焼)と粉塵源(建設と道路)に対する緊急の応急対応が必要だ」と、同センターの研究およびアドヴォカシー部門のエグゼクティブ・ディレクター、アヌミタ・ロイチョウドリー氏は述べている。

午後2時に、デリーは空気質指数(AQI)407を記録した。国の首都にある39の大気質モニタリング・ステーションのうちの33では、大気汚染レベルで「深刻」を記録した。
水曜日の24時間平均AQIは372だった。

ガジアバードで455、グレーター・ノイダで407、ノイダで429という、「深刻」な大気質レベルを記録した。

大気質指数(AQI)は、0から50までが「良好」、51から100が「満足」、101から200が「中程度」、201から300が「不良」、301から400が「非常に不良」、401から500が「深刻」とされる。

インド気象局の関係者は、浅い霧と、デリーでこの季節一番の寒さとなる摂氏12.6度を記録した低温が、朝、汚染物質を地面近くに閉じ込め、穏やかな風が停滞状態を引き起こした、と伝える。

インディラガンジー国際空港とサフダルジャン空港の視界は600~800メートルに低下した、と同氏は語った。

デリー首都圏における現在の深刻なスモッグ症状は、この後さらに2日間続くことが予想される、とCSEは伝えている。

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