2021年2月15日月曜日

コルカタ:「アプリでご供養」に「順番での登校」― ニュー・ノーマルな学校でのプージャーの一面(#5)

コルカタ:サラスワティ・プージャーが毎年の恒例行事となっているほとんどの都市の学校では、コロナ・ウィルスを食い止める予防措置を取りながらも、火曜日にキャンパスに「学問の女神」サラスワティを迎えることにしています。
多くの学校では、「ニュー・ノーマル」への対応も一つの検討課題で、中には、全ての学生が参加できるようにと、キャンパスからプージャーの様子をライブ中継するところもあります。
今回はVIII級生までにあたる小・中学校の生徒はプージャーに参加できませんでしたが、IX級生~XII級生の生徒は、グループ分けの名簿を作って小グループ毎に分かれ、役割を分担しながら、密集を避けてプージャーの準備を進められるよう調整しました。最終日には、子どもたちが交代で登校し、少人数のグループで順番に献花を行うような段取りが組まれていたりと、とても充実した内容になっています。一方、通例の花の配布や散華は行われません。

ほとんどの司祭がマイクを使って話しますので、離れた場所にいる人にもプージャーの様子ははっきりと聞こえます。教師たち、プージャーが進んでいる間、コロナ関係の取り決めが全て維持されるようする特別な任務を与えられています。
ハレ・スクール、ヒンドゥ・スクール、ジョドプル・ヴィドゥヤピーㇳ、N K パウル・スクール、ダクリア、DPS ルビー・パークなどの学校が、プージャーの準備を行っています。
ヒンドゥ・スクールではXI級生の男子生徒がプージャーの準備を担当しています。生徒たちは、対面での授業の再開を心待ちにしながら、1月からオンラインで先生方と計画を立てていました。それは今も続いていて、計画はスムーズに実行されています。
「VIII級生までのすべての生徒は、オンラインでプージャーに参加できるアプリをダウンロードするように言われています。IX級生からXII級生までの生徒は、それぞれ来校時間が指定されています」と校長のシュブロ=ジット・ ダッタは言います。
ハレ・スクールでも、同様に準備が進んでいます。学内では学生が交代でアルパナ(:花柄の床絵)を描いています。
ジョドプル・ヴィドゥヤピートでは、XII級生のオルノブ・モンナ、シュワプノニ・ポル、オニルボン・モンドル、シュリジト・プルカイト、そしてXI級生のオホノ・バネルジーのような生徒が率先して「Shikshar Nabarupayan」(全面的な変革)というテーマを実現すべく活動しています。「学童の窮地を救ったのはオンライン学習にほかなりません」と、生徒を担任しているソームスヴラ・ダスグプタ先生は説明しました。
DPS ルビー・パークのプージャーには、生徒会の生徒のみが、先生方や事務局と一緒に現場での式典に参加します。他の生徒はオンラインで視聴することになります。
「カット・フルーツは提供されず、袋詰めのお供物が全員に配られます」と副校長のインドラニ・チャトーパディヤイ氏は述べました。

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