2021年9月6日月曜日

★ゴミ掃討戦、埋立地での目標達成に苦闘して遅滞模様:デリー

ニューデリー:デリー環境汚染管理委員会(DPCC)が作成した報告書によると、現在首都の3つの埋立地(オクラ、バルスワ、ガジプール)に投棄されている2800万トンの残存廃棄物のうち、731日までに処理されたのはわずか12%だった。


バルスワの埋め立て地は、バイオレメディエーションとトロンメルマシンを使用して25 %の廃棄物を処理する期限をなんとか達成したが、他の2つの埋め立て地はまだ遅れており、当初の期限までに処理が間に合わない可能性がある。

ユニオン・ジャルシャクティ省にも提出されたDPCCの報告書によれば、今年731日までにこれらの3つの埋立地では330.1万トンの残存廃棄物が処理された。

三自治団体が全国緑化裁判所(NGT)に提出した行動計画には、3つの埋立地における残存廃棄物の処理期限が記載されている。

DPCCの報告によれば、オクラ埋立地における残存廃棄物25%の処理期限は202110月であるが、731日時点で処理された廃棄物量は10.4%にとどまる。

 

オクラ埋立地に存在する合計600万トンの残存廃棄物のうち63万トンが、合計18台のトロンメルマシンを使用して731日までに不活性化された。

同様に、ガジプール埋立地は、合計1400万トンある残存廃棄物のうち、76万トンを7月一杯までに処理した。目標とする処理量の最初の締め切りに間に合わせるには、来年3月までに約274万トンを処理する必要がある。

バルスワでは、20197月時点で約800万トンの廃棄物が投棄されていたが、この7月までに処理されたのは192万トン前後にとどまった。これは目標値である25 %の処理をほぼ達成しており、次の目標である50 %を達成するには、今年10月までに合計400万トンの処理が必要となる。

現地自治団体は以前、NGTに、残存廃棄物処理の100%完了は、バルスワが20226月、オクラが20233月、ガジプールが202412月になると通知していた。これらの廃棄物処理場では、合計62台のトロンメルマシンが廃棄物の処理に使用されている。

NGT2019年、3つの埋立地からの浸出液が、近隣の地下水にどれほどの影響を与えているか、またそれが、ヤムナー川に流れ込む近くの排水路をどれだけ汚染しているか、ということに光を当てたTOIのレポートの重要性を認めた。

NGTは、3つの自治団体とデリー政府にエスクロー口座を作成し、三カ所すべての埋立地をバイオレメディエーションし、積み上がった廃棄物の山の高さを減らすために、予算25億ルピーの実行計画を作成するように命じた。

 

NGTは、トロンメル機を使用して15万トンの埋立地を3年間で平坦化したインドール・モデルを取り上げて、デリーでも同じ技術を使用するように三団体に要請した。

 

しかし、現地団体は、より広い土地が必要だと訴えて、副知事を含む、緑化政策担当当局ならびにその他権威筋に接触を試みている。

 

現地団体は、未使用の土地が不足しているため、処理済みの不活性土壌を排出することが難しくなっていると主張している。


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