ヘラート市は国内で最もリベラルな都市の1つであり、タリバンが占拠するまでは、数千人の若い女性が大学に通い、家の外で働いていた。組織は女性の権利を維持すると表明しているが、彼女たちの多くはそのことに懐疑的だ。前回タリバンが国を運営したときには、女性は教育、ほとんどの仕事、そして公的生活のほぼすべてから締め出されたからだ。「私たちはタリバンに自分たちの力を示したかった」と抗議の主催者であるマリアムは言った。「家に引きこもっていたら、私たちは自分たちの力を示すことはできないし、私たちを社会や政治から徐々に締め出すために、タリバンが私たちに制限を上乗せしていくのを許すことになります。」
ヘラートでの抗議は、タリバンの指導者 シャー・モハメッド・アバス・スタネクザイがBBCのペルシャ支局のインタビューに、女性は近く発足するタリバンの次期政府で閣僚の地位につくことはないだろう、と語った翌日に行われた。「抗議の目的は、女性を政府に含めるようタリバンに要求することだった。女性の存在なしに、長続きする政府などない」と、デモを組織したグループを支援する団体の長で、人権活動家のバシラは述べた。「私たちはもう黙ったままではいない」。 彼女は、女性のグループは戦い続けるだろうし、抗議によりタリバンが自分たちの要求を受け入れずにはおれなくなることを希んでいる、といった。「私たちは死んでも自らの権利を守る」と彼女は言った。
抗議者たちは、スローガンを唱え、プラカードを掲げながら通りを歩いた。ある参加者が持っていたプラカードには、「教育、仕事、安全は私たちの不可侵の権利です」と書いてあった。彼女らは34州すべてに抗議行動を拡大することを計画している。
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