ティルヴァナンタプラム:検査陽性率(TPR)が12 %に近づいていることを受けて、州政府は火曜日、ロックダウン規制をさらに1週間、延長することを決定した。
また、ピナレイ・ビジャヤン州知事が議長を務める検討会では、金曜日に30万件のテストを
実施することを決定した。TPR15 %以下の地方団体での制限緩和を検討しているという報道や、週末の制限解除が行われるという報道もあった。しかし、この2日間でTPRが11 %以上に上昇したことから、制限は継続されることになる。
バクリッド祭日のための緩和措置は火曜日の夜に終了し、水曜日からは緩和以前に実施されていた制限が復活する。通商業者団体とインド医師会の州支部は、混雑緩和のため、毎日店を開けられるように要求している。週3日しか営業できないという決定のために、制限緩和前は店舗の混雑などの弊害が出ていたとの指摘が出ている。
検討会は、とりわけTPRが上昇しているときには、制限を緩めるべきではないということで意見の一致をみた。ビジャヤン州知事は会議で、TPRを低下させるために地区管理者が効果的な介入を行うべきだと訴えた。
また、地方自治体に対しては、TPRの高い地域にマイクロ・コンテインメント(極小封鎖帯)を効果的に設定することを要請した。また、国境を越えてイドゥッキのプランテーションに来ているプランテーション労働者が、毎日の移動を避けるために、州内に滞在できるような施設を用意すべきだと明言した。
同州では、過去24時間に新たに16,848人の新型コロナ感染者が報告され、104人の死者が発生した。現在の患者数は総計で126,398人、関連する死者数は15,512人に達している。また、新たに12,052人が回復したため、回復人数は3,045,310人となった。TPRは現在、11.91 %。過去24時間に141,431件のウイルス検体が検査され、現在までに検査された検体の総数は25,572,679件となった。
新たな感染者のうち、15,855人がクラスター感染によって感染している。783人については感染源が特定できなかった。感染者のうち医療従事者は101人、州外からやって来た感染者は31人である。
報告数は、マラップラムが2,752件と最も多く、以下順にトリスール(1,929件)、エルナクラム(1,901件)、コージコーデ(1,689件)、コーラム(1,556件)、パラッカド(1,237件)、コーッタヤム(1,101件)、ティルヴァナンタプラム(1,055件)、アラップーザ(905件)、カヌール(873件)、カサラゴード(643件)、パタナムティッタ(517件)、ワヤナド(450件)、イドゥッキ(240件)となっている。
州内には、TPRが5 %未満の地方自治体が83、5 %~10 %の地方自治体が384、10 %~15 %の地方自治体が362、15 %以上の地方自治体が205ある。
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