ニューデリー:フランスは土曜日、インド血清研究所(シーラム・インスティチュート・オブ・インディア)が製造したアストラゼネカ社のワクチン「コヴィシールド」を接種した旅行者を受け入れると発表した。フランスは、パンデミックの渦中に旅行者の入国を許可するEUグリーンパスに同ワクチンを承認した14番目のEU加盟国となる。
フランスに加えて、ベルギー、オーストリア、ブルガリア、エストニア、フィンランド、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、ラトビア、オランダ、スロベニア、スペイン、スウェーデンへの旅行に関しても、「コヴィシールド」は認められている。
シェンゲン協定に加盟していないスイスとアイスランドも、シェンゲン協定加盟国同様、コヴィシールドを承認した。
一方、イタリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグ、マルタ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキアといった国々では、まだ同ワクチンは承認されていない。このうち14カ国はEU加盟国で、ノルウェーとリヒテンシュタインは非加盟国となっている。
フランスの動きは、EUの新型コロナ証明書が、欧州製造のアストラゼネカ・ワクチンのみを認めていることに対する世界的な反発を受けたものである。
フランスは日曜日から、英国、スペイン、ポルトガル、オランダ、ギリシャ、キプロスから入国するワクチン未接種者に対し、国境を越える際に24時間以内の陰性証明書の提示を義務付けることになった。
チュニジア、インドネシア、キューバ、モザンビークは、フランスの「レッドリスト」に追加された。
(AP社入電)
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