ニューデリー:中国の習近平国家主席は今週、アルナチャル・プラデーシュ州に近い林芝(ニンティ)を含むチベットを予告なしに訪問し、世界の注目を集めた。
習氏のチベットを訪問は、2013年に国家主席に就任して以来、初めて。
新華社通信によれば、この訪問はチベット自治区が「共産党と国家の歴史の中で初めて平和的に解放」されて以来70周年を迎えたことの記念日に因んで実施されたものだ。
今回の訪問は、金曜日に終了するまで、中国の公式メディアでは伏せられていた。ニンティは、中国がブラマプトラ川に巨大なダムを建設している場所でもある。
インド国境での緊張関係がつづく中、今回の訪問は、中国が、中国語での文教政策推進により地域文化を抑圧しており、また、仏教僧院への支配を徐々に強めていると囁かれる中で行われた。中国の指導者たちは定期的にチベットを訪れているが、トップリーダーがチベットの国境の町を訪れるのは、近年ではおそらく初めてのことになる。同氏は2011年には国家副主席としてチベットを訪問していた。現職の国家主席がチベットを公式に訪問したのは、1990年の江沢民氏以来となる。
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