ニューデリー:日曜日、中央政府はウッタラーカンド州政府に書簡を送り、州で進行中のクンブ・メーラーの間、コロナ蔓延を制御するための厳格な措置を講ずる必要性を強調した。
主催者は1億5000万人以上の訪問者が予想されると述べている。多くの信者が、この時期に川で沐浴をすることで罪を免れ、生と死のサイクルから救われると信じているためだ。
インドでは、この24時間に43,846件の新規症例が報告され、過去4日間で15万件を超えた。中央政府の警告は、この国内のコロナ症例の急増を受けて発っせられたものである。
中央政府チームの所見
保健省によると、現在、インドの12を超える州で、過去数週間に新型コロナの症例が急増している。クンブ・メーラー期間中にハリドワールを訪れると予想される巡礼者も、これらの州から来ている可能性がある。中央政府は加えて、クンブ・メーラーの「シャヒ・スナーン」の日の後、地元住民の症例が急増する可能性があると指摘した。中央チームの報告によると、毎日10~20人の巡礼者と10~20人の地元の人々が陽性と報告されている。保健省は声明のなかで、この陽性率は、クンブ期間中に予想される大きな人出を考えると、場合によっては劇的に急上昇する可能性がある、と述べた。
ウッタラカーンドでの症例
州は、ハリドワールで報告された毎日の検査数(50,000のRapidAntigen検査と5,000のRT-PCR検査)は、予想される膨大な数の巡礼者の数を効果的にさばくには不十分だ、と報告を受けている。巡礼者と地元住民に対する適切な検査の実施を確保するため、現在実施されているRT-PCR検査の割合をICMRガイドラインに従って大幅に増やす必要がある、と中央政府は州に助言している。
コロナウイルスの累積症例数は、土曜日に州で新たに83件が浮上した後、ウッタラカーンドで98,311に達した。一方で、コロナウイルス関連の死傷者は5日連続で記録されていない。
センターが示したクンブ・メーラーにあたっての標準操作手順(SOP)
この間、中央政府は、コロナの状況をチェックするために従うべき、以下のような標準操作手順(SOP)を発行している。
・保健省が出したSOPに注意深く従うこと。これらのSOPの要点を掲示して周知に努めること。
・コロナを示唆する症状が発生した場合、特に地元住民の間で自発的な報告を行う意識づけを高めること。
・緊急対応センターを通じて、ARI/ILI症例の傾向を監視することにより、住民の感染が疑われる地域に早期警戒信号を発出するためのシステムを立ち上げること。
・水面下でのウイルス蔓延が疑われる地域を、大幅に強化されたテストの対象に指定すること。
・クンブの「シャヒ・スナーン」日の前後を通して、最前線の業務従事者に対する定期的なテストを継続して行うこと。
・救命救急治療施設の適切な運用を確保すること。
・対コロナの適切な行動を厳格に遵守するために、あらゆるメディアプラットフォームを利用して、効果的なリスク・コ ミュニケーションを行うこと。
・症例数/スーパースプレッダー案件が急増した場合は、相談してゲノム・シーケンス用のサンプルを迅速に送信すること。
NCDC(国立疾病管理センター)
5つの州が新規症例の83%以上を占める
インドでは、1日あたりの新型コロナの患者数が今年に入ってからの最大を記録したことを受けて、連邦保健省は日曜日、次のように発表した。
マハーラーシュトラ、ケーララ、パンジャーブ、カルナータカ、グジャラート、マディヤ・プラデーシュで新規感染者の83.14%を占めている。
マハーラーシュトラでは、1日の新規症例数が27,126件と、引き続き最も多い。これに続くのがパンジャーブで2,578件、ケーララは2,078件の新規症例を報告している。
インドでは、1日に新たに43,846人のコロナウイルス感染者が発生。これは今年に入ってからの1日の増加数としての最高値となっている。全国のCovid19の集計では1,1599,130人となった。
また同省は、この24時間以内に197人の死亡が報告されたが、その報告数も6つの州で86.8%を占めていると伝えた。マハーラーシュトラが最大の死亡者数(92名)を報告し、続いてパンジャーブの38人。ケーララは15人の死亡者を報告した。
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