2021年3月16日火曜日

農民戦線、農家の立場を国連に(#33)

バティンダ:サンユクタ・キサン・モルチャ(SKM:共同農民戦線)のリーダー、ダルシャン・パル氏が月曜日、会議の進行中にビデオ・メッセージを読み上げたことで、抗議を続けている3つの農業関連法に対する農民の訴えが、国連人権理事会に届くこととなった。
農民のリーダーであるダルシャン・パル氏は、彼らが抗議活動を行っているアグリ・マーケティング3法は、インドが署名している「農民やその他の農村地域で働く人々の権利に関する国連宣言」に違反していると強調した。
90秒のメッセージの中でパル氏は以下のように述べた。「今日、国連が私たちの声を聞いてくれていることに感謝している。我々インドの農民は、自分の国を愛し、誇りに思っている。世界の小規模農家を守るために「農民の権利宣言」を制定した国連を誇りに思う。私の国はこの宣言に署名した。数年前から保護措置が講じられていた。これには、農家がまともな生活を送れるようにするための独立した評価も含まれる。これは最低支持価格と呼ばれている。我々は優れた市場ネットワークを持っており、その利益は農村のインフラ整備に使われている。また、裁判所へのアクセスもあった。

しかし、新農業法ではこれがすべて奪われてしまう。これらの法律は、私たちの収入を2倍にするものではない。同様の政策が導入されたいくつかの州では、農民が貧困に沈み、土地を失い、生活のために他の場所で労働者として働かなければならない状況になっている。我々は改革を求めてはいるが、しかし求めるのはこのようなものではない。

国連宣言では、国が法律や政策を制定する前に農民側と協議することを求めている。我々は、国連が我が国の政府に対し、「農民の権利宣言」を遵守し、現法案を撤回した上で、同宣言において求められているように、農民に優しく、環境にも良い改革アジェンダに着手するための協議に入るよう、促して下さることを切にお願いしたい。」

これに先立つ1月27日、前日26日に行われた農家のトラクターパレードでの暴力的な出来事を受けて、アントニオ・グテーレス国連事務総長の報道官ステファン・ドゥジャリク氏は、「平和的な抗議活動、集会の自由、非暴力を尊重することが重要である」と述べていた。 インド政府はこれに対して抗議を行った。

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