2021年3月9日火曜日

コルカタの高層ビル大火で9人が死亡、うち4人は消防士(#26)

コルカタ:4人の消防士、警察官、鉄道保安隊のジャワン、鉄道関係者と2人の未確認者を含む9人が消火活動および救助活動で死亡、2人が重体。月曜夕方、ストランド・ロードにある、イースタン・レイルウェイのG+12(13階建て)ニュー・コイラガート・オフィスの最上階で発生した火災で被害が出ている。
死亡者と負傷者は、11階まで登ったエレベーターから降りるときに、有毒ガスに遭遇したことがわかった。死傷者はこの後増える可能性があると、情報筋は述べている。犠牲となった者の中には、消防士のギリシュ・デーイ、ガウラヴ・ベージュ、アニルッダ・ジャナ、ビダーン・プルカヤート;ハレー・ストリート警察署警部補アミット・ボーワル、鉄道会社幹部のパールタ=サーラティ・マンダル;および身元未確認のRPF(鉄道保安隊)のジャワンが含まれていた。


火災は午後6時10分頃に発生。出火した12階には、イースタン・レイルウェイのチケット予約システムのサーバーや、通信・信号・通信ラボなどが入っていた。ビルの1階にはチケット発券所もある。火災により、建物とサーバーへの電源が遮断されたため、イースタン・レイルウェイの発券システム全体が停止した。

「5人の遺体が11階のエレベーター内で発見され、2人がそのすぐ外で発見された」と州の消防大臣スジット・ボーズは述べた。「7人の死者のうち、4人は消防士であり、1人はハレー・ストリート警察署の警部補。、1人は鉄道保安隊員だった。もう一体の遺体もあったが、身元はまだ特定されていない。ママータ・バネルジー州知事は、故人の家族に10ラック(100万)ルピーの弔慰金を出した。」 ボーズは自分で12階まで歩いてのぼり、遺体を見たと言った。バネルジー州知事も夜遅くに現場に到着し、現場検証の様子を見守った。ご遺族の親族にも政府の仕事が用意されることになるだろう、と知事は述べた。バネルジーは、しかし、夜遅くになっても鉄道会社幹部が誰一人現場に現れないことに憤慨しているように見えた。「これは鉄道会社の資産なのに、鉄道関係者はまだ誰も来ていない。彼らにも責任があると思う。消防署は建物の地図を求めてもいたが、鉄道関係者からの協力は得られていない」と彼女は言った。
死亡が確認された7人とは別に、バネルジー氏は他の2人についても最悪の事態を懸念していた。「ビルの火災時にエレベーターを使ってはいけないことは誰もが知っている。亡くなった方々は皆とても有能だったと思うが、それでも彼らはエレベーターに乗った。おそらく彼らは、火元にたどり着こうと急ぐあまり、エレベーターを使い、命を落としてしまったのだろう」と彼女は付け加えた。
火災報告後、ただちに建物の電気が切れなかった理由や、火災時には使用が禁止されているのにもかかわらず、消防士がエレベーターを利用した理由は分かっていない。出火後に12階にたまった有毒な濃い煙が階下に漏れ広がったものとみられている。エレベーターを出ると、彼らはまっすぐに熱くて有毒な部屋に入った。情報筋によると、エレベーター内に戻ろうとしたが、煙霧に圧倒されたのだという。
私は火を見て、はじめは布でそれを叩き、それから、フロアに設置されている消火器を使ってそれを消そうとした。しかし、火は手が付けられなくなり、封じ込める方法はなかった。私たちはすぐに急いで出なければならなかった。階段を駆け下りながら、同僚の1人が建物の警備員に通報し、別の1人が消防署に電話した。同時に、他の階の従業員に知らせて、建物から出るように言った。」 出火時に12階にいた会社幹部のデーヴシャンカル・プラマニクは語った。
建物の人々がすぐに避難していなかったならば、死傷者数はもっと多かったかもしれない、と情報筋は伝えた。従業員が急いで外に出た直後に、オレンジイエローの炎が窓から吹き出し、電源が遮断された。消防車が次々と到着する間、地元の人々が警官と手を組んでガードレールを引いたため、表の道路の交通は、バーブーガートとMGロードの間でストップした。
15の消防隊が遅くまで消火活動に当たった。火事は最終的に午後10時頃に鎮火した。高さ55メートルの油圧はしご車も出動したが、高層階に到達するには不十分だった。現場にいたボーズ消防相によると、さらに2台の油圧はしご車が送られてきたが、その地区や建物内にはそれらを設置するスペースがなかったという。「内部消火システムが機能していない。フロアの地図も入手できない」とボーズ氏は付け加えた。
「火災の原因はまだ不明だが、ありがたいことに従業員は全員避難しており、中には誰も閉じ込められていないようだ。被害の程度を把握できるのは、オフィスへの立ち入りができるようになってからだ」とイースタン・レイルウェイの幹部は語った。
市内の大手公認会計士事務所のオーナーであるアルヴィンド・アガルワル氏は、午後6時30分頃、キーラン・シャンカール・ローイ・ロードにある彼のオフィスから火災を最初に目撃した。彼はすぐにテラスに出て、火事の激しさを確認した。「渋滞もあったし、テラスに出て行った。火事は急速に広がり、近くの建物が心配でした」と彼は付け加えた。

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