2021年3月17日水曜日

初のムスリム女性運転手へ。ナーズ・ファティマがUP州道路交通公社のトレーニングを開始(#34)

カーンプル:理学部出身の24歳、ナーズ・ファティマは、男性の砦を破るべく準備を進めている。UP州道路交通公社(UPSRTC)は、月曜日の国際女性デーに合わせ、彼女のバス運転手としてのトレーニングを開始した。
公社の関係者がTOIに語ったところによると、ナーズさんが入社すれば、UPSRTCバスの女性ムスリム運転手としては、州内で初めてとなるそうだ。
ファールカーバードのカマルガンジ出身のナーズは、カープールのヴィカス・ナガルにあるモデル・ドライビング・トレーニング&リサーチ・インスティテュートでトレーニングを開始した。
理学部出身のナーズは、州の道路交通公社の公募に応募した26人の女性と共に、運転手職に選ばれた。その経緯は彼女の根性、決意、そして困難に立ち向かう努力の物語だ。この新入社員の女性ドライバーは、父親の突然の死後、家族を経済的に支えるために仕事を探していたと報道陣に語った。
「ある広告で、SRTCが女性の就業を支援するための、大型商用車のドライバー養成プログラムを開始することを知りました。私は応募し、合格して、運転コースに入学しました」と言い、「私にとってこの仕事は、難しいけれどやりがいのあるものになるとおもいます」と付け加えた。私は責任あるドライバーになることを心がけます。運転の際には乗客の安全を最優先します」と述べている。 
彼女はファールカーバードのカマルガンジで、タスヴィールール・ハサンとハディーサ・バノーの間に生まれた。
友人や同僚だけでなく、家族からも全面的なサポートを得ており、男尊女卑の職業に就いたことで、女性としての差別を受けたことはないという。
既成概念を打破することで、今日の国際女性デーにおいて、ナーズは多くの人々のロールモデルとなっている。
ヴィカス・ナガルのモデル・ドライビング・トレーニング&リサーチ・インスティテュートの校長S.P.シン氏は、男性ばかり職業を選ぶという大胆な決断をしたナーズを祝福した。
「私の知る限り、彼女は初めての女性運転手だ。これを契機に、もっと多くの女性がSRTCのバス運転手として名乗りを上げることになるだろう」とシンは語った。
「彼女は、この研究所でトレーニングを受ける27人の女性候補生の第一陣になる。この種のトレーニングは、この地域では初の試みだ。我々は、より多くの女性候補生に訓練を与える準備をまもなく開始する予定だ」と校長は語っている。

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