ニューデリー:政府は月曜日、2019年4月以降、新たな2,000ルピー紙幣は印刷されていないと発表し、その買いだめを防ぎ、経済活動におけるブラックマネーの流通を抑止しようとしている。
アヌラーグ・タクル財務大臣は、ローク・サバー(インド連邦議会・下院)での答弁書の中で、特定の額面の銀行券の発行に関しては、国民の取引需要を促進するために望ましい額面の組み合わせを維持することを念頭に、インド準備銀行(RBI)と相談して政府が決定すると述べた。
「2019-20年と2020-21年の間、印刷局に対して2,000ルピー紙幣の発注は行われていない」と述べた。この動きは、最高額紙幣の量が経済的に減少する中で起こっている。
大臣は国会で、2018年3月30日時点で2,000ルピー建ての通貨紙幣が33億6,200万枚流通していたことを報告。しかし、2021年2月26日の時点で、2,000ルピー紙幣は24億9900万枚しか流通していない。
この間、数量ベースの通貨は3.27%から2.01%に減少し、取引ベースの通貨では2018年3月30日の37.36%から2021年には17.78%に減少している。
2016年11月、政府がブラックマネーや偽札を抑止を意図して、デモネタイゼーション(通貨廃止)を発表し、500ルピーと1,000ルピーの紙幣を回収。その後、2,000ルピーの流通が始まった。
500ルピーの新札が印刷された一方で、1,000ルピーの紙幣は廃止。その代わりに2,000ルピー札が導入された。
2019年の発表で、インド準備銀行は2016-17会計年度(2016年4月~2017年3月)に、35億4,299.1万枚の2,000ルピー紙幣を印刷したと述べていた。
しかし、その流通量は年々減り続け、2017-18年には1億1,150.7万枚の紙幣しか印刷されず、2018-19年には4,669万枚にまで、さらに減少した。
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