2021年3月1日月曜日

マハーラーシュトラ州を縦横無尽。ハイウェイ事故被害者救助のために、「ムリトゥユンジャイ・ドゥート」が来る(#18)

ナグプール:州の高速道路交通警察は、事故の際の初動応対者として行動するボランティアを募集している。年間平均1000人ほど出ている事故死亡者の割合を30~40%削減することをめざす。
これらの初動応対者の活動は、ヴィダルバ、ナンデード、ヒンゴリの7,247kmにおよぶハイウェイにある376のブラックスポット(事故多発地域)周辺でより活発なものとなることが期待されている。

 

道路交通ハイウェイ省の「良きサマリア人」コンセプトに基づいて、州ハイウェイ交通省の特別局長(Addl DGBK Upadhyayは、高速道路に沿って‘ムリトゥユンジャイ・ドゥート’(死神撲滅の使い)を立ち上げる予定だ。ボランティアはまた、31日からマハーラーシュトラ州全体で犯罪防止隊を兼ねることになる。ボランティアは事故被害者の処置のために訓練されることになる。

 

padhyayは、交通事故による死亡の4050%は、「ゴールデンアワー」に医療支援が受けられないことで発生している、と述べた。「事故者を病院に急送することとは別に、負傷者の扱い方も訓練する必要がある。たとえば、応急処置を施したり、負傷者を担架で運んだり、また、犠牲者に水を提供して病状を悪化させるといったよくある間違いをしないなど、だ。」と彼は言った。Upadhyayはまた、担架もボランティアたちに支給されると述べた。「州の高速道路交通担当者は、定期的にボランティアのローカルネットワークとやり取りすることを予定している」と彼は語った。

 

また、ボランティアは犯罪事件にも介入を試みることになる。それも州の高速道路交通曲の任務だ、とUpadhyayは付け加えた。「また我々は、ブラックスポット根絶のため。地元の‘ムリトゥユンジャイ・ドゥート'の助けを借りるつもりだ。彼らには、現地の地形、道路状況、事故事例についての知識が豊富で実地の経験がある」とUpadhyay。「計画は、ボランティア、救急車サービス、病院、また警察署や他の部門の地方公務員たちの、きちんと手入れされたネットワークに他ならないといって良い。」「事故を減らすことはできないかもしれないが、事故被害者を迅速かつ適切な医療支援で救助することにより、負傷者を死の淵から引き戻すことができるはずだ」と同特別局長は述べた。

 

州高速道路交通警察の長官 Sanjay Pandeによると、事故被害者を病院に急行させるこのような措置は、タミルナードゥ州でも事故の数を大幅に減らした。「我々は死亡者の割合を、2020年の1,029人から引き下げることを目指している」と彼は言った。


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