2021年6月2日水曜日

★Dunzo社、Telangana州でドローンによる医薬品配送の試験運用を開始

チェンナイ:技術系スタートアップのDunzo Digital社は、業界の専門家とともにコンソーシアムを結成し、テランガーナ州でドローンによる医薬品配送の試験運用を開始する。同コンソーシアムは、「空からの医療プロジェクト」において、BVLOS (目視外飛行)によるドローン配送の実験飛行を行う。これは、テランガーナ州内の様々な地域への医薬品の配送を目的としている。ドローン配送システムは、ドローンを使った物流輸送環境における エンド・ツー・エンドの部分に焦点を当てるもので、州内の既存の物流ネットワークを活用する。

テランガーナ州政府と世界経済フォーラムが共同で立ち上げたこのプログラムは、大規模なインパクトを生み出すとともに、州内における新型コロナ禍の拡大に歯止めをかける助けともなることが期待されている。これはまた、後ほど、ワクチンや医薬品などといった医薬必需品の配送をサポートするのにも役立つだろう。

 

テランガーナ州政府のITEC部門の主席秘書官を務めるIASのジャイェーシュ・ランジャン氏は語る。「テランガーナ州は、新しい技術の導入に最も積極的な州の一つだ。ドローンを使った『空からの医療プロジェクト』は、その理念に沿ったものだ。ヘルスケアの供給体制を整備する上でドローンの利用が有効だ、との評価を揺るぎないものとするために、複数のドローンを目視外で飛行させる、というこのプロジェクトは、国内で実施されるこの手のプログラムのうちでも最も早いものの一つだ。背景には、農村部における医療の公平性を確保したいという目論見がある」

 

unzo Digital社の創業者兼CEO カビール・ビシュワース氏は次のように述べている。「テクノロジーを使うことで、人々がどこに住んでいても、救命必需品を確実に届けることができるようになった。今日の世界で、より安全な都市の構築のためにテクノロジーが果たす役割を、テランガーナ州政府が認めてくれたことに感謝している」

 


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