2021年4月7日水曜日

新型コロナ:パンデミックの第2波の鍵を握るクラスター感染(#55)

ムンバイ:クラスター感染が、パンデミックの第2波で重要な役割を果たしているようだ。市の委託を受けた医師は、大きな集団での感染が急速に拡大していることや、指標となる症例を隔離したにもかかわらず、多くの家族で、家族全員への家庭内感染を防げていないことから、感染拡大が続いていることの主たる要因はクラスター感染であることが浮かび上がってきた、と述べた。
ムンバイのいくつかの大病院の状況がそれを証明している。この3週間で、ゴレガオンにあるネスコのジャンボ病院では、3つの大きなクラスターの対処に当たった。1つ目のグループは、メトロの現場で働く49人の建設作業員だった。
2番目のグループは、マハーラクシュミーにあるアパートの改修工事中に感染した13人の労働者だった。ネスコのコロナ療養施設の施設長であるドクター ニーラム・アンドラーデは、「家族の誰かが症状を抱えていることが明らかになった。」と語っている。
3番目の大きなクラスターは、16人の家族で、結婚式のお祝いの後に感染した。結婚式や社交の場が、ほとんどのビッグ・クラスターの感染源となっていると、ダヒサールのジャンボ施設の施設長、ドクター ディーパ・シュリヤンは述べている。
市の職員はもう一つの重要な発見をした。これまでは、指標となる症例を家庭から隔離することで、他の家族への感染をかなり防ぐことができていた。「今はもう、そうはいかない」と、臨時市政委員長のスレーシュ・カカニは言う。
「私たちのスタッフの中にも、そのようなケースに当てはまる人がいた。彼女は陽性判明後すぐに入院したが、その5日後に彼女の夫が陽性になった。彼らの娘は検査で、その3日後に陽性反応が出た」という。

0 件のコメント:

コメントを投稿