ムンバイ:BMC(拡大ムンバイ市政団体)は、4つ星や5つ星のホテルの部屋を取得し、「大幅に回復した」新型コロナ患者を移すことで、収容限界を超えた病院のベッドを解放し、重篤な患者に対応できるようにする。
ホテルに新設されたコロナケア・センターに移される患者は、私立の大病院の医師やスタッフによって管理され、その医療パラメータは常にモニターされることになる、と市政関係者は保証する。BMCによれば、患者はホテルの部屋代と食事代を自己負担することになる。
「ムンバイ南部や空港周辺のいくつかのホテルがこの取り組みに名乗りを上げている。近々、コロナ・ホテルのリストを作成する予定だ」と市政団体の幹部は語った。
市政委員のイクバル・チャハール氏は月曜日に次のように発表した。「4つ星、5つ星のホテルをいくつか調達することになる。それらをCCC2(コロナ陽性患者のためのケア・センター)に充て、主要な私立病院の専門家に運営してもらう。大幅に回復した患者を、専門医が管理するCCC2施設に速やかに移行させることで、沢山の病院ベッドを、ケアを必要とする新規患者に提供したい」
ここ数週間、新型コロナの患者数が記録的に急増したため、市内では特に私立病院で深刻なベッド不足が報告されている。患者の多くが高層ビルに住む人たちで、彼らは私立病院に入院することを望んだ。それが私立病院のベッド不足につながっている、と市では考えている。
「BMCは様々な病院に325のICUベッドを追加し、その合計は2,466床となった。オンラインのベッド割り当てダッシュボードに掲載されているコロナ患者向けベッド数は、141の病院で19,151床に増加しており、そのうち現在3,777床が利用可能となっている」とチャハール氏は言う。
「BMCは、今後7日間でICUベッド125台を含む1,100台のコロナ患者用ベッドを追加し、稼働させる予定だ。これに加え、マハーラーシュトラ州政府が今後5~6週間のうちに、3カ所にそれぞれ、200床のICUベッドを備え、全体七割を酸素ベッドとする2,000床規模のジャンボ野戦病院を建設することを決定した」と、市長は付け加えた。
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