木曜日の新規感染報告数は、ブラジルでは7万9,719件、米国では6万2,642件、トルコでは5万4,791件となっている。これら被害が大きいとされている国々も、インドには遠く及ばない。全世界で報告された総計89万例の新規報告数のうち、37 %という大きな割合をインドだけで占めている。
ムンバイとデリーの話題がヘッドラインを競い合う中、ベンガルールが木曜日の時点で15万人弱と、国内で最も発症者数が多い地域として浮上している。他に10万件以上の発症者数を報告しているのは、12万件弱のプネーだけだ。
発症患者数が多い上位10地区のうちの5地区はマハーラーシュトラ州内にあり、順にプネー、ムンバイ、ナグプール、タネー、ナーシクとなっている。また、ハイデラバードが、報告数94,000人超と、発症者数でこれら5地区の上位に来ることが、covid19india.orgのデータにより示されている。このほか、ラクナウ、カームループ・メトロ(グワハティ)、アーメダバードが上位10位に入った。デリーの地区別内訳は入手できなかったため、この計算には含まれていない。デリーは11の地区で構成されているが、11区全体では10万を少し上回る症例が発生している。
ベンガルールは、マハーラーシュトラ、ウッタル・プラデーシュ、ケーララ、カルナータカの4つの州を除いたすべての州よりも発症者の数が多い。実際、ベンガルールだけで州全体の発症者数の70 %近くを占めており、州内の他のどの地区もこの割合を超えることはないだろう。
医療システムへの負荷を考えた場合、感染者の総数よりも発症者数の方が意味のあるパラメータと言える。上位10地区のいくつかが到達しているレベルは憂慮すべきものだ。それらの地区では、ムンバイやデリーといた大都市と比べて人口規模が小さく、通常、この二都市よりも医療資源が著しく乏しい。
州別の分析によれば、この金曜日、15の州と連邦直轄領で、1日あたりの報告数が過去最大幅の急増を記録した。ここには、ケーララ、カルナータカ、アーンドラ・プラデーシュ、タミルナードゥ、ウッタル・プラデーシュ、西ベンガル、オディシャ、ラジャスタン、チャッティスガル、ハリヤーナ、グジャラート、ビハール、マディヤ・プラデーシュ、パンジャーブ、チャンディガルが含まれる。
州別では、マハーラーシュトラが66,836件で国内最多。次いでウッタル・プラデーシュ、ケーララ、カルナータカ、デリーとなり、それぞれ20,000件以上を金曜日に報告している。マハーラーシュトラでは、金曜日の死亡者数が773人と最も多く、国内で報告されている全死亡者数の30 %近くを占めている。これに続いて、首都のデリーでは348人、チャッティスガル州では219人がコロナ関連の合併症で亡くなっている。これらの州とは別に、ウッタル・プラデーシュ、カルナータカ、グジャラートでは、金曜日に100人以上の死亡者が出たと報告されている。
他にも、タミルナードゥ、パンジャーブ、マディヤ・プラデーシュ、ラジャスタン、ジャールカンド、ハリヤーナ、西ベンガル、ビハールな以上の死亡者が出ている。
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