ニューデリー:インド鉄道は、医療用液体酸素(LMO)をより迅速に輸送するため、低温ロードタンカーの「酸素エクスプレス」(Oxygen
Express)を走らせる。鉄道省によると、これらの貨物列車の高速移動を容易にするために、グリーンコリドー(緑の回廊)という専用路線が作られているという。
LMOタンカー輸送の技術的な実現可能性は、マディヤ・プラデーシュとマハーラーシュトラの州政府の要請により検討された、と鉄道省は言う。鉄道委員会は金曜日、マハーラーシュトラ州政府からの、医療用液体酸素ロードタンカーのRORO(Roll On
Roll Off:直接乗り入れ運行)による輸送を許可するように、との要請を承認し、すべてのゾーン・ジェネラルマネージャーに必要な準備をするよう指示した。
「いくつかの地点で、高架橋の床面や頭上建造物までの高さを考慮しなくてはならないという物理的制約がある。様々な仕様のロードタンカーがあるが、ロードタンカーT-1618は、高さ3,320 mmと、フラットワゴンへの搭載が可能であると判断した。」
インド鉄道の「酸素エクスプレス」試験に参加した産業用・医療用ガスメーカーのイノックス・エアー・プロダクツ(Inox Air
Products)社は、この輸送技術の革新により、州政府は遠隔地において、酸素を余剰地域からより短時間で移送して利用できるようになる、と述べている。
道路輸送省は、酸素タンカーの移動を容易にするため、州をまたぐ移動についての許可証の登録義務を全て免除すると決定した。
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