2021年5月1日土曜日

★マスターカード社、2,000台のポータブル・ベッドをインドに設置するために890万ドルを寄付

ワシントン:世界的な大手クレジット決済会社であるマスターカード社は、ニューヨークの非営利団体American India FoundationAIF)に890万ドルを寄付した。この寄付により、生死にかかわる新型コロナの感染拡大の波により大揺れとなっているインドに、2,000台のポータブル・ベッドが設置される。

「マスターカード社は、AIFCovit-19 Response(新型コロナ対策募金)に890万ドルを供与し、インド国民の緊急医療ニーズに対応するために、同国内に2,000台のポータブル・ベッドを設置する」と、AIFは金曜日に発表した。

この助成金により、250万人のインド人が医療を受けられるようになると推定されている。同非営利団体は言う。「今回の寄付は、AIFにとって過去最大のものであり、これらの資金は、インド国内の最も必要とされている地域にポータブル・ホスピタルを調達し、設置するために使用される。」

 

「各ベッドユニットには、人工呼吸器や医療機器などの備品が設置される。各ユニットは簡単に解体でき、ちょうど学校の増設教室のように、地域の様々なニーズに合わせて増設スペースとして再利用が可能だ」とメディア・リリースは伝える。

一方、米国ニュージャージー州にあるマウント・シナイ病院は、53日、人工呼吸器25台と、人工呼吸器に変換するためのキットが付いた睡眠時無呼吸症候群治療器100台を、ムンバイ行きのチャーター機でインド中の病院に発送すると発表した。

この取り組みは、泌尿器科学科長のアシュ・テワリ博士と周術期サービス担当上級副院長のミカエル・J・マッキャリー氏が主導するものだ。

「マウント・シナイ病院は、昨年、新型コロナ患者の急増に対応するためにこれらの人工呼吸器を購入した。今、それらをより役立てることのできる場所に送ることができて嬉しく思う」とメディアリリースは伝える。

人工呼吸器、レスメッド社製(睡眠時無呼吸症候群患者用)酸素機器、備品は、5つのパレットに分けて、ムンバイ、デリー、カンプール、コルカタ、ベンガルールの5つの公立病院に送られる。

テワリ博士は、自身の財団であるThe Global Prostate Cancer Research Foundationを通じて、患者100人分の使い捨ての備品を購入したほか、航空輸送の費用についても支援する予定だ。

インドは生死に関わる新型コロナの感染拡大の波の真っ只中にあり、土曜日には40万人以上の新規感染者が報告され、症例数は19,164,969人に達している。保健省の発表によると、死亡者数は211,853人となっている。


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