ニューデリー:バドミントンのマレーシアオープン・スーパー750トーナメントが、ホスト国における最近の新型コロナの急拡大のために、金曜日に延期された。この大会は、オリンピックに向けた残り2つの予選イベントの内の1つであり、インドのサイナ・ネワールとキダンビ・スリカント両選手の予選突破への期待に深刻な打撃を与えた。60万米ドルを賭けて競われるこのイベントは、5月25日から30日までの期間、クアラルンプールで開催される予定だった。
バドミントン世界連盟(BWF)は以下のように発表した。「主催者とBWFは、すべての参加者にとって安全な大会環境を整えるべく、あらゆる努力を払ったが、最近の感染者数の急増で、大会を延期せざるを得なくなった。」
「予定されていた大会は、オリンピック予選期間中には開催されないということもBWFとしてお伝えする。新しいトーナメントの日程は後日決定されることになる。」
この決定は、ロンドン・オリンピックの銅メダリストであるサイナと、男子のスター選手であるスリカントのオリンピック出場権獲得に向けた試みに大きな後退をもたらした。
インド・オープン(5月11日~16日)が延期されたため、サイナとスリカントの東京五輪出場は、クアラルンプール大会とシンガポール・オープン(6月1日~6日)にかかっていた。
これを受けて、インドバドミントン協会(BAI)は金曜日に世界団体と連絡を取り、インド選手の出場資格について明確にするよう求めた。
「重要な予選がこのような形で延期されたことは非常に残念だが、これが我々の生きる時代だ」と、BAIの事務局長アジャイ・シンガニアは声明の中で述べた。
「4人の選手がすでに予選通過を決めているが、サイナとスリカントを含めた数人の選手が、まだ予選通過の可能性を残している。私はBWFのトーマス・ルンド事務局長に連絡を取って、今後の方針を明確にしてほしいと求めた。」
シンガポールは現在、コロナ被害にあえぐインドからのフライトを全便停止していることから、サイナとスリカントを含むインド選手たちが最終予選のために同国に移動するのは困難だ。
BAIの発表によれば、インド人がシンガポールに入国するためには、インド以外の外国で14日間の検疫を受ける必要がある。
「そうでなければ、すべてのプレーヤーはシンガポールで21日間の検疫を全うしなければならない。」
BAIは、21日間の強制検疫規則に関してシンガポール・バドミントン協会と連絡を取り合っており、可能な限り最善の方法を見つけられるよう試みていると述べた。
「見通しとチャンスがある限り、選手たちがオリンピックの出場権を確保する機会を得られるよう、より良い方法を見つけるためにできる限りのことをする」と同氏は語る。
オリンピックにすでに出場を決めているインド選手には、P.V.シンドゥ、B.サイ・プラニートのほか、男子ダブルス・ペアのチラグ・シェッティと、サトウィクサイラージュ・ランキレーッディがいる。
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