2021年5月2日日曜日

★アムリトサル経由ローマ行きのエア・インディア、到着時に搭乗者242人全員が隔離措置。乗客から多数の新型コロナ陽性者

ニュー・デリー:エア・インディアが先週水曜日に運航したデリー発のアムリトサル-ローマ線(AI 1123)で、到着時に、乗客から約30名、加えて、同便のフライトを担当した機長および主任客室乗務員の2名から新型コロナの陽性反応が出たため、乗客乗員242名全員に隔離措置がとられることとなった。イタリア当局は、乗客232名、客室乗務員8名、パイロット2名をホテルに有償で隔離した。

報道では、隔離のためのコロナ専用療養所に送られたとされており、クルーは困難な時間を送っている。乗務員の一人は、航空会社の経営陣に次のようなメッセージを書いて送った。 「(428日に)ローマに着陸した後、イタリアの新しいコロナ・プロトコルについて知らされました…すべての乗客が10日間隔離されるというものです。すべてのルールに従いました。着陸時にコロナ検査が行われ、それからホテルに到着するまでに9時間近くかかりました。用意されたホテルはコロナ専用療養所でした」。苛立ちまぎれにクルーは付け加える。「部屋は汚く、石鹸もタオルも用意されていません。エアコンも動きません」

「部屋の窓を開けてくれと頼んでから2日経ちましたが、今まで誰も来てくれません」と乗務員はメールで語っている。彼女は、提供される「調理されていない」料理にも不満を持っている。「私たちクルーの多くはベジタリアンなのですが、(その旨を伝えたときに)ここはホテルではなく病院だと言われました。『だから、出されたものを食べるよう、協力してください』と。このままだと、私たちは未調理の食品を食べるか、空腹かで、間違いなく病気になります」と彼女は言う。

数日間の隔離措置の後に実施された2回目のRT-PCR検査で、7人の乗組員とパイロットは陰性となった。エア・インディアは現在、自社もしくは他社の振替利用可能な商用便のいずれかで、彼らを帰宅させる手配を準備している。(陽性反応の出た)同便の機長およびチーフ・パーサーの二人は、検査が陰性になるまでイタリアで隔離されたままとなる。

エア・インディアでは、乗客がまだ有償の隔離状態にあるのか、ホテルを離れることが許可されたのかについて、コメントと状況の詳細を調査しているが、情報筋によれば、陰性と判定された人はすべて退去が許可され、その他は陰性となるまで隔離が続くことになる、とのことだ。


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