2021年5月3日月曜日

★ロックダウンの頻発で、750万人が4月に職を失う。失業率は4ヶ月ぶりの高水準:CMIEチーフ

ムンバイ:新型コロナの第2波とその結果としての各地での都市封鎖が、750万人以上の雇用に影響を及ぼし、失業率は4か月ぶりに過去最高を更新して8 %に達した。インド経済監視センター(CMIE)から月曜日に発表があった。

CMIEのマネージングディレクター兼最高経営責任者であるマヘーシュ・ヴィヤス氏は、雇用面の状況は今後も引き続き厳しいものになると予想される、と語った。

「4月は3月と比較して、750万人の雇用が失われた。それが失業率の急上昇を引き起こした」と同氏はPTIに語った。センターの独自データによれば、全国の失業率は7.97 %に達した。都市部が9.78 %と最も打撃を受けており、農村部では7.13 %であった。

3月の全国失業率は6.50 %であり、農村部、都市部共に失業率は今月よりも低かった。

新型コロナ・パンデミックの第2波で、各地が局所的な都市封鎖のような状況となった。生活維持に必須の経済活動のみが許され、その結果、経済活動の大部分が冷え込んで、雇用に影響を及ぼすこととなった。「コロナ感染の波のピークについては判断つかないが、雇用面にしわ寄せが来ていることは分かる」とヴィヤス氏は述べる。

今後起こりそうなこととしては、失業率が高どまりする可能性があるということ。また、労働力率も低下する可能性がある、と同氏は述べる。「最悪の場合、その両方が発生することもありうる」。

しかし彼は、失業率が24 %に達した最初のロックダウンの時と比べれば、現在の状況はそれほど悲惨なものではない、と述べる。

 

インドでは、1日あたり約40万人の新規感染者と3,000人以上の死者が報告されている。ナレンドラ・モディー首相は先月の国民へ向けた演説で、経済活動への影響の大きさを理由に、都市封鎖は最後の手段とするように、と各州に伝えていた。


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