壊滅的影響を及ぼしたインドの新型コロナの第2波は、ここにきて峠を越えたかにみえる。一日あたりの症例報告数の7日間平均は、直近の7日、連続で減少し、この1週間の陽性率は20 %を下回った。期間中の発症者数は15万件以上減少している。
1日の平均死亡者数はこの2日間でわずかに減少しているものの、死亡者数は引き続き多く、しばらくはこの状態が続くと思われる。土曜日には1日の犠牲者数が再び4,000人を超えている。
とはいえ、検査数の少ない農村部のコロナ危機の巨大さを正確には反映できていない可能性はあるものの、他の指標はポジティブなものに見える。感染の波の方向性を示す上で、信頼性の高い指標である7日間の日次平均件数は、5月8日の39.1万件から、土曜日の35.4万件へと、5万件近くも減少している。
また、国内の検査陽性率(TPR)が直近7日間で低下したことも喜ばしい変化だ。5月8日~14日のTPRは19.5%で、それまでの7日間は22.4%であったことから、感染率の明らかな低下が見て取れる。この7日間、検査数は増えていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿